バトンタッチ
これは、最近我が家にやって来た食器棚。この春他界した、大好きだった祖父から譲り受けたもの。ゆうに50年は経っている代物。実際は、高さ170㌢程の上下2段に分かれる棚なのだが、部屋のスペースを考えて上段のみ頂いてきた。
多分、他の人から見たらただ単に“がらくた”なのかもしれないが、私はこれがいい。実際に持ち出す際、“こんな古いのどうすんの?こっちの方がきれいでいいんじゃない?”と言われた。でも、これがいい!決して高価なものではない。むしろ昔ならどこでも安価で買えたものだろう。でも、今の物にはないどっしり感、しっかりした骨組み。絶体にこれがいい!
特に気に入ってるのが、開ける度にカタカタなるガラス戸。よく見ると気泡が入っていて、うねうねしている昔ガラス。戸に付いている鍵穴も気に入っている。
本当は、部屋の雰囲気に合わせるためにペンキを塗ってリメイクして使おうと思っていたのだが、ちょっと思い直してしばらくはこのままを楽しもうかと。
だいぶ以前に、“これちょうだい。”と軽く尋ねたことがある。その時は“思い出があるものだから今はやれない。”と言われた。だいじに、だいじに50年以上使ってきたのだろう。じいちゃんの思い出までは引き継いでいけないけれど、この棚はわたしも大事に使っていこうと思う。
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